ミツバチの羽音と地球の回転

葉山で行われた、ドキュメンタリー映画
「ミツバチの羽音と地球の回転」の上映会に行ってきました。

たくさんの人が賛同しているこの映画。

脱原発を決め、自然エネルギーに切り替えているスウェーデンと、
原発を増やしていくことを進めている日本。

この2つの国を巡った取材をもとに作られたドキュメンタリー。


印象に残ったのは、スウェーデンの方が素朴な疑問、といった感じで言っていたこと。
「日本はいつまで石油を買い続けるんだい?」
「日本には、温泉がたくさん湧き出ているし、風も吹いているし、太陽も照っているのにどうしてもっと使わないんだい?」
確かに。資源がない国、とは言いますが、
エネルギーになる温泉は涌き、風は吹き、太陽もさしています。
不思議そうに言っていたのが、心に残りました。


私たちはこの地球に、住まわせてもらっている、仮住まいのようなもの。
森も木も、大地も海も、お金で買えたとしても本当は誰のものでもないわけです。
受け継がれてきたものを守り、未来の人たちに受け継ぐのはあたりまえのことで
この世代が自然を汚し壊し、住みにくい環境にすることは未来の人たちに失礼だと思うのです。

国や社会や時代を批判することは簡単ですが、
ではそれを自分はどう生活に反映させていくのかを考えていきたい。
大きな問題を頭に入れておいて、小さく具体的なことから始めたいと思いました。



驚いたのは土地柄なのか若者たちがとても多かったこと。
写真家の藤代冥砂さん・田辺あゆみさん一家や、
一色紗英さん・サーフェン智さん一家も来られていました。
みんなあたりまえのようにマイ箸、マイカップを持ち歩いていました。
若い人たちも真剣に考え、行動している人がたくさんいるんだなあと感動しました。


見終わったあとは、もうひとつのお楽しみicon12
この映画に賛同しているUAさんのステージ。

個人的に日本で最も好きな歌い手です。

アンコールで、
アカペラで「水色」を歌ってくれて、
涙が出そうでした。

デトックスしてもなにも出てこないんじゃないか、というほど
無駄がなく、しなやかで、本当に美しい女性。
憧れますicon12

写真が出来たらまた、アップしたいと思います。  


2010年10月11日 Posted by ヨット at 21:27Comments(2)考え事