茶と美

茶と美-柳宗悦の茶-
を観にいってきました。


ものすごくものすごく腑に落ちるところがあり、
本当に行って良かったです。

小さい時の遊び場に芹沢けい助美術館があったこと、
益子町を歩いている時や、
今回の展示を観て無性に泣きたくなること。

土の香り、人の手のぬくもり、あたたかな色使い、
自分の中の美のツボが、「民藝」なんだってことが、
ああそうだったんだって、ストンと腑に落ちました。

「茶と美」はわたしにとって琴線に触れる美の極みでした。

日本民藝館で3月23日まで。
  


2014年02月03日 Posted by ヨット at 23:37禅と茶

春のお茶事

お茶事にお呼ばれしてきました。

今回は、春のお茶事、「茶飯釜」
「飯」という字の通り、
ご飯を炊きながらやる、ちょっとおもしろい茶会です!face02

会が進むうちに、ご飯の炊ける匂いが茶室に充満し、なんとも幸せな気分に包まれますicon12


春ならではなのが、この吊り釜。
春風に揺れる風情を楽しめます。


まずは炭に火をおこして。


ご飯をセット。


炊けましたー!
続きまして、汁物をセット。


米を炊きつつ会を進める、このライブ感がたまらなく楽しいですね。
途中で蓋をあけることは出来ないので、
匂いと、パチパチという音に耳を澄まして、みんなで炊き具合を予想します。
米を炊くことに、はじめてこんなに集中し、五感を使って向き合った気がします。
そして炊き上がったご飯のおいしいこと!
ストーリーがある食べ物はやっぱりおいしいですね。

ちなみにインドの伝統医学アーユルヴェーダでは、
ご飯の炊ける匂いは「生命力」そのものだそうで。
もっとも人を幸せにする匂いなのかもしれないな~、なんて考えていました。



掛け軸はこの時期にぴったりの兜でした。

いつも楽しい茶事を催してくださる先生に感謝。
茶飯釜、幸せなひとときでした。
ありがとうございました。  


2013年05月03日 Posted by ヨット at 16:59日々是好日禅と茶

冬のお茶

今日は、あざれあでお茶会があると伺ったので、行かせていただきました。
椅子に座ってのお茶会で子供や学生さんもたくさんいました。

若い学生さんたちが丁寧な所作で、
礼儀正しくお茶を出してくださるととてもうれしい気持ちになります。

茶道や、華道や、剣道など、「道」とつくものは心の在り方を教えてくれるそうです。

今日のお道具で目にとまったのがこちらの水差し!
蓋の持ち手が雪だるまじゃあないですか!


かわいーーーー!!!と心の中で叫びましたface05
雪の結晶の模様もついていて。
今日のような寒い日にぴったりの冬らしいお道具。

冬のお茶のなにがいいって、湯の沸く音がいいんです。
静かな中に、お釜からシュンシュンシュンと
あったかい湯気とともに聞こえてくるあの音です。

ちなみに茶人たちはあの音を、松林に風が抜ける音にたとえて、「松風」といいます。
風流ですねicon12  


2012年12月09日 Posted by ヨット at 21:16日々是好日禅と茶

無農薬茶の会

お茶活動をしました。

藤枝の「無農薬茶の会」の方にお会いして、
お話を伺ったり、茶園を見せていただきました。

「モノレールでいきましょう」との視線の先には…!

わお!face08


ガタゴトガタゴト。
急な斜面も力強くすすみます。


今でこそ、無農薬のものに注目が集まっていますが、
30年も前から、農薬を使わずにお茶を作っていらっしゃいます。
当時は、周囲からはおかしいんじゃないかというようなことを言われたそうですが、
意志を貫いてこられたそう。

無農薬だから、草取りがとても大変だそうです。
このとおり。雑草もたくさんです。

しかしこの雑草は、無農薬の証でもあります。

各々の茶農家さんが様々な思いで、
お茶を作っていらっしゃるのだなあと思いました。

いろいろとお話を伺いました。
またご紹介できればと思います。  


2011年06月05日 Posted by ヨット at 16:16日々是好日禅と茶

座禅



久しぶりに座ってきました。40分。

途中で経行(きんひん・立ち上がってゆっくりと堂内を歩行すること)をしたのでなんとか大丈夫でした。

雨の音が心の中に入ってくるようで心地よかった・・・のですが、
なんと雑念の多いことでしょうface07

じっとしているのに頭の中雑念がグルグル。
そしてじっと同じ姿勢を保つことがこんなに辛いのかと驚きますね。

住職さんもとても丁寧にお話をしてくださり、またお寺でいい時間がすごせましたicon12  


2010年03月09日 Posted by ヨット at 00:38Comments(0)禅と茶